電子書籍の読み放題サービスには、紙の本にはない、たくさんのメリットがあります。
ただし、デメリットもいくつかあるため、読み放題サービスを利用する前に、確認しておきましょう。
本記事で詳しく説明していきますね。
読み放題サービスの最大のメリット+8つのメリット
読み放題サービスの最大のメリットと言えるのが
「1冊1冊買って読むよりも、金銭的に圧倒的にお得」ということです。
読み放題サービスの月額料金は、おおよそ400円〜1000円ほど。
本1冊の程度の金額を支払うだけで、1ヶ月で何十冊、何百冊もの本(雑誌・マンガ・書籍)が読めるわけです。
そのほかにも、8つのメリットがあります。
- スマホ・タブレット・パソコンなど多くの端末で、いつでもどこでも本が読める
- 本のページを片手でさっとめくれる
- 紙面や文章がモバイル端末にも最適化されて読みやすい
- 線を引いたり、文章をコピーしてメモしたりが簡単にできる
- ダウンロード保存して、オフライン環境でも本が読める
- 書店へ行く必要がない
- 場所を取らない、かさばらない
- 雑誌のバックナンバー(古い号)が数多く読める
ただしこれらは「読み放題サービスのメリット」というよりは「電子書籍のメリット」と言えますね。
メリットを順番に見ていきましょう。
スマホ・タブレット・パソコンなど多くの端末で、いつでもどこでも本が読める
本の読み放題サービスは、マルチデバイス対応となっています。
スマホ・タブレットにアプリをインストールしたり、パソコンでサービス公式サイトや専用リーダーソフトを使って、読み放題サービスを利用できます。
また、デバイス間の読書状況を同期できるため、「スマホで途中まで読んで、すぐにタブレットで続きから読む」なんてことができます。
本のページを片手でさっとめくれる
紙の本(マンガ・雑誌・書籍)は両手を使って本を持つ必要があり、たとえ文庫本でも、片手で本を持つとページがめくりにくくなりますよね。
一方、
読み放題サービスで配信される電子書籍は片手でも楽々ページをめくっていくことができます。
パソコンの場合:マウスで画面上の操作ボタンをクリックするか、キーボードの十字キーでページをめくる
スマホ・タブレットの場合:指で画面を左右にフリック(滑らせる)するだけ
紙面や文章がモバイル端末にも最適化されて読みやすい
読み放題サービスで配信される電子書籍の多くは、スマホやタブレットでも読みやすいように紙面のレイアウトや文字サイズが変更されていて、小さい画面でも読みやすくなっています。
サービスのアプリによっては、行間や文字サイズを自分好みに調整できるものもあります。
ただし、最適されていない本もあります。
紙の本を画像としてスキャンしてそのまま電子書籍にしているものは、スマホなど小さい画面では読みにくいことがあるので注意が必要ですね。
しおりを挟む、文章にマーカーを引くなどが簡単にできる
電子書籍としてデジタルに最適化された本なら、
- しおり(ブックマーク)を挟む
- 文章にマーカーを引いたり
- 選択した文章をコピーしてメモアプリに貼り付けたり
- 気になる単語をすぐに辞書機能で調べたり
といったことができます。
また、読み放題サービスによっては、しおりを挟んだページやマーカーをつけた文章が自動でピックアップされ、後からもう一度読もうとしたときにすぐにそのページへ飛べる機能があったりします。
紙の本に比べて大変利便性が上がっているわけですね。
ダウンロード保存して、オフライン環境でも本が読める
読み放題サービスは、基本的にインターネットに接続した状態(オンライン状態)でないと利用できません。
しかし、配信されている本はスマホやタブレットにダウンロードして、オフライン状態でも読むことができます。
ただし、一度にダウンロードできる冊数が制限されていたり、ダウンロード機能がない読み放題サービスもあるため、その点は気をつけておきましょう。
書店へ行く必要がない
電子書籍はインターネット上で検索・試し読み・購入ができるため、わざわざ書店へ足を運んで
- 本を探す
- 本を試し読みする
- 本を買う
といったことをする必要がありません。
特に「試し読み」ができるということがポイント。
本によって試し読みできるページ数はバラバラですが、おおよそ10〜30ページぐらいは試し読みができます。
購入前に電子書籍の中身を少し知ることができるため、安心して買えます。
場所を取らない、かさばらない
電子書籍は、電子データです。
「電子書籍」は電子データですから、紙の本のように場所を取りません。探すのもアプリで検索するだけなので簡単です。
スマホに大量の本を入れて、外出中に複数の本を並行して読む、なんてこともできます。
雑誌のバックナンバー(古い号)が数多く読める
紙の雑誌の場合、バックナンバーをずっと取っておくのは大変です。
場所を取りますし、読み返すときにもどこに読みたい記事があったかを探す必要があります。
雑誌の読み放題サービスの中には、最新号はもちろん、バックナンバーも読むことができるようになっているサービスもあります。
読み放題サービスの3つのデメリット
デメリットは3つ。
- 読みたい本が見つからない場合がある
- 読み放題のラインナップから外れる本がある
- 一部のページが非表示になっている雑誌がある
3つのデメリットを順番に見ていきましょう。
読みたい本が見つからない場合がある
「読み放題として配信されている本」だけが読み放題になる、という読み放題サービスの特性上、読むことができない本がどうしても出てきます。
特に「マンガ」の読み放題の場合、人気の作品はあまり配信されていません。
マイナーな作品・古い作品が多くなっています。
「マンガの配信冊数が多くて楽しめそうだと思っていたら、ほとんど興味のない作品ばかりだった」なんてことも。
また「実用書や小説等の一般書籍」の場合も、ベストセラーや発売されたばかりの新作は、あまり配信されていません。
ただし「雑誌」だけは、人気雑誌の最新号やバックナンバーが数多く配信されていますが。
無料お試し期間のうちに
- どんな本が読み放題になっているのか
を確認しておきましょう。
読み放題のラインナップから外れる本がある
読み放題サービスの中には、配信されている本の一部が、読み放題ではなくなることがあります。
もちろん、「読み放題ではなくなる本」はごく一部の本に限られるため、そこまで心配する必要はないのですが、一応、気をつけておきましょう。
「あとで読もう、いつか読もうと思ってマイリストに入れていた本が、いつの間にか読めなくなっていた。」なんてことも珍しくありません。
このデメリット、じつは無料お試し期間で特に注意が必要です。
なぜなら、こんなことが起きる可能性があるから↓

無料お試し期間で読み放題サービスを体験中。
無料期間で全部は読めないから、読みたい本がどれくらいあるかをチェックしました。
何冊か見つかったので、とりあえず契約しても良いかなと思い、本契約。
しかし、
契約してしばらく経った後、チェックしていた本を読もうとしたら、読み放題ではなくなってました…
「読めたはずなのに読めなくなった」というのは結構がっかりするものです。
ただし、読み放題から外れる本は「この本は◯月◯日まで読めます」と言う視聴期限が記載してあることも多いです。
無料お試し期間で本をチェックする時は「いつまで読めるか」をしっかり確認しておきましょう。
視聴期限が記載されてなければ、多くの場合「ずっと読めます」ということなので安心しましょう。
一部のページが非表示になっている雑誌がある
読み放題の「雑誌」の中には、タレントの顔や、雑誌内に掲載されている広告など、読めなくなっているページがあったりします。
著作権などの権利の関係上、仕方ないことですが。
読み放題サービスを利用する人の多くは、気にならないことだとは思いますが、
次のような目的で雑誌を読む人は気をつけておきましょう。
- 雑誌に載っているタレントの大ファンで、その掲載ページを目当てに読む
- 雑誌の広告を見て「どんな商品が人気なのか」というマーケティングの勉強をする
白く塗りつぶされていたり、ページ全体が真っ白になっているのが、読めなくなっているページです。
無料お試し期間中に確認してみましょう。
「ふーん、これが読めないページか」という程度で気にならなければ、問題なしです。
デメリットが気にならないなら、契約する価値あり
- 読みたい本が見つからない場合がある
- 読み放題のラインナップから外れる本がある
- 一部のページが非表示になっている雑誌がある
以上3つが、読み放題サービスのデメリットですね。
読み放題サービスの無料お試し期間中、これら3つデメリットについて気になってしまうのであれば、読み放題サービスの契約はやめておいたほうが良いです。
契約後に後悔することになります。
逆に言うと、3つのデメリットが気にならなければ問題なし。本契約する価値がありますね。
各社の読み放題サービスを比較して、自分にぴったりのサービスを選びましょう。