高齢化社会といわれて久しい世の中ですが元気なご老人は見ていて気持ちがいいものです。
若者や中年のほうが元気がないなんて言われそうな元気なおじいちゃん、おばあちゃんが活躍する映画を見てリフレッシュしてみるのも案外元気が出るいい方法かもしれません。
「ドライビングMissデイジー」
元気で頑固なおばあちゃんと運転手が心を通わせるストーリー。1989年制作の「ドライビングMissデイジー」は舞台化もされた大ヒット映画です。
大金持ちですが偏屈なデイジーは自分で車が運転できると言いながらも、高齢のため事故を起こしてしまいます。そんな彼女のもとに黒人の運転手であるホークが訪れます。
1948年のジョージア州ではまだ黒人差別が根強くデイジーはあからさまにホークを嫌がりますが、ホークのストレートな物言いと素直さにふれ、次第にデイジーは心を開いていきます。
元気が出るポイントはなんといってもデイジーとホークの掛け合いです。皮肉屋で嫌味なデイジーとそんな彼女に振り回されながらも実直に従う優しいホークとのやり取りを見ると笑いがこみあげてきます。
「スペース・カウボーイ」
昔からの仲間が再び集まり懐かしき日々の夢をかなえる。そんな映画が「スペース・カウボーイ」です。
クリント・イーストウッド監督、主演作品ですから品質は保証済。過去に宇宙飛行士となる夢をもっていたチーム・ダイダロス。しかし彼らは実際にロケットに乗ることはできずチンパンジーにその役目を奪われ傷心のまま退役していました。
しかし旧型の通信衛星の故障というきっかけから、チーム・ダイダロスは再び集結します。
それぞれ傷ついた心を抱えながらも旧交をあたためるチーム一行。しかしチームを待ち受けていたのは誰もがたじろぐ危険なミッションでした。
この映画はチーム・ダイダロス所属だった老人たちの掛け合い、ジョークも最高です。しかし最も元気をもらえるポイントは失われた宇宙へ行くという夢を叶えるラストシーンといえるでしょう。涙と元気をもらえる老人大活躍ムービーです。
「最高の人生の見つけ方」
パワフルな余命6か月の老人たちがはしゃぎまわるストーリー。「最高の人生の見つけ方」も元気をもらえる老人ムービーといえるでしょう。
何といっても主演の役者が豪華!ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという大御所が出演していますから安心して見られます。
病室で偶然となり同士となった金持ち経営者のジャック・ニコルソンことエドワード。お金はないが家族に愛され死を迎えつつある自動車整備士モーガン・フリーマンことカーター。ふたりは意気投合し「死ぬまでにやりたいことリスト」にある荒唐無稽で壮大な旅に出ます。
ふたりは途中ケンカをしながらもスカイダイビングやアフリカ探検を楽しみます。
ラストは涙で前が見えなくなること請け合いですがふたりのおじいちゃん同士のジョークや決意、そして友情にとても元気をもらえるところがポイントです。元気をもらえる映画でありながら友情の素晴らしさ、家族の大切さを考えさせられる一本でもあります。