仮想世界。
それは、現実では起こりえない出来事も実現してくれる夢のような世界です。
映画でも、技術が発展した遠い未来の話としてよく題材とされてます。
2018年の今、仮想世界にダイブすることは「遠い未来の話」ではなく「実現した今の話」になりましたが、まだまだ映画のようにはいきません。
仮想世界を現実と思い込むほどの体験をしてみたい…
そんなときは、仮想世界にダイブする作品を主人公になりきって見るのもいいかもしれませんね。
仮想世界にダイブするおすすめ作品3選
『マトリックス』
仮想現実の映画といえば『マトリックス』です。日本でも人気の嵐を巻き起こしました。初代が公開されたのが1999年ですが、今観ても衰えないスタイリッシュさがあります。主役はキアヌ・リーブス。大手ソフトウェア会社に勤務するネオはいつもどこか夢を見ているような錯覚に悩まされていました。そんなネオの前に現れたのがのちに仲間となるモーフィアス。彼は「この世界は仮想現実だ」とネオに伝え、真実の世界へと案内します。
スリルなストーリー展開も素晴らしいですが、ワイヤーワークを多く使ったアクションシーンはかっこよくて興奮すること間違いありません。ポイントは仮想現実である、と認識した世界ではあらゆることが可能となること。世界中に飛び回るネオがかっこ良いです。シリーズは全作品はずれがありません。
『GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊』
仮想現実の世界は日本のアニメ業界でもいち早く取り入れられています。
その傑作アニメが「GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊」です。バーチャルリアリティ、義体、ハッキングなどの専門用語がすでに1995年の段階でふんだんに用いられていたことにも驚きを感じます。
主人公は脳以外は全て義体という女性、草薙素子少佐。彼女が悪質なハッキング犯人を捕らえるためにインターネットの世界から現実世界までを駆け巡ります。のちに実写映画化されたことでも有名な作品です。ポイントとしては草薙少佐の現実離れした身体能力と美しさ。映像美も当然ながら現在のアニメ界のレジェンド的作品ともなっています。
『トータル・リコール』
火星への旅、お連れします。しかしそれはすべて記憶の中でのこと。1990年に発表された映画「トータル・リコール」はまさに未来を予想した映画でした。監督は奇才ポール・バーホーベン。主演は日本人にはおなじみのアーノルド・シュワルツェネッガーですからもうこの時点でワクワクします。
シュワルツェネッガー扮するサラリーマン、ダグラス。
彼は妻の火星に行きたいというリクエストに応じられず悩んでいました。ある日「記憶を売る」というリコール社の看板を見て「スパイとなって火星で大活躍する」という記憶を移植してもらおうと決意。
ですがいざ移植の際にダグラスの脳は火星の記憶を拒否したのです。結果から彼には実際に火星へ移住したことがあるということが明らかになりました。困惑した彼は自分の真実を探すことに。
この映画は特殊メイクやCGを多用することで火星の生活や記憶内部の世界をリアルに表現し当時非常に話題となりました。ぜひポイントとして視覚効果を楽しんでみてほしい映画です。もちろんシュワルツェネッガーの強さもまだまだ現役の時代ですから元気が出ること請け合いの映画です。アカデミー賞の視覚効果賞も受賞しています。